籾摺り

棚田の玄米に混ざっていた籾のお米。
ジャムの瓶にいっぱいになりました。
しかし、コイン精米機は10キロからしか
精米できませんし(50グラムですからねぇ)、
お米を捨てるのは辛いし、野鳥にやろうか・・・

で、ふとテレビドラマで瓶の中にお米を入れて、
棒で突いているのを思い出し、
やってみたけど、どうも違う。
そこでネットで検索すると、
あれは玄米を精米していると・・・
そうだったのかと、この歳になってはじめて知りました。

そして、またネットで調べると、
すり鉢でやるといいと書いてあったので、
やってみたけど・・・

うちわで扇ぐと籾殻が飛ぶって書いてあったけど、
そうは問屋が卸さない。
「ばあちゃん、籾が飛ぶから土間でやってよ」
と、声をかけられましたが、
うちにどこに土間があるんですか・・・

そこでひらめいたのです。
ネットには載っていなかったけど、
ざるとすりこぎ。

どうです、なかなかいい感じでしょ。

最後は手のひらにのせ、軽くにぎって、
手のひらの隙間に、ふーっと息を吹きかけると、
籾が飛んで、それでも残ったのは指でつまみ出しました。
米粒一つ一つにも個性がありますね。

この写真の倍ほどの玄米ができましたが、
こんなに頑張ったので、
この玄米は、他のものとは混ぜずに、
ストーブの上で土鍋でおかゆにでもしようかな。

1時間ほどかけて、ほんの一握りの
籾付きのお米を玄米にできました。
悪戦苦闘しながら、
ゆとり教育時代の「総合的な学習」みたいとか、
見事玄米になった米粒を眺めながら、
昔、息子の友達が大学生の頃に、
お米一粒の中には
十数人、いや八人、九人だっけかの神様がいて、
一粒だって無駄にしちゃいけないと
教えてくれたことを思い出したりしました
(彼は、家は農家ではないのですが、
朝、大学登校する前に、
自分の家の畑のトマトの芽かきなどしてたらしい)。

しかしまぁ、
我ながら暇だなぁ。
なんでもやってみないとわからないことだらけ。