今年も考えています

ピンク色に輝くアルプスが
木立の向こうに見えています。
昨夜菅平の観測地点では、
マイナス19,7度まで下がったようです。
寒いけれど、凛と透き通ったきれいな朝です。

土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」
という本を一気に読みました。
「家庭料理は、・・・とにかく
できることを一生懸命することが一番です」
という言葉に救われました。
これからゆっくり消化しなくちゃ。

この新聞の切り抜きの写真は、
三國清三シェフのマダラの料理。
いつか試そうと思ってとっています。
いつだったか三國さんが、フランスの
モン・サン・ミッシェルの海岸で放牧されてる羊の
塩味のする肉を取材しておられたテレビ番組を見た時の、
彼の大きな笑顔が忘れられません。
こういう笑顔の人の料理はおいしいはず。

そして、その記事の下に、ちらと見える
「定番は決して裏切らない」は、
やはり料理研究家の
コウ・ケンテツさんの記事の見出し。
コウさんもアジアを旅する料理番組での、
地元の人達とのやりとりがとても素直で感じがよくて、
この人の料理も、きっとおいしいに違いないと思ったのでした。

土井さんも三國さんも、コウさんも、
料理もやっぱり人柄だろうなぁと思わせてくれます。

これは
私にとっては懐かしいお菓子です。
赤穂のしほみ饅頭、ご存知ですか。
母の好物でもあります。
噛みしめると、諏訪の新鶴の塩羊羹の味にも
似てる気がします。
うーん、どちらも晒したあんこが、おいしい。

ペンションで40年、主婦して43年、
いいえ、もっと前、こどものころから、
見よう見まねで料理してきましたが、
私にとって料理ってなんだろう、
おいしさってなんだろう・・・
尽きぬ悩み、楽しみでもあります。