スペインのお菓子

朝ぼらけ 有明の月と みるまでに
吉野の里に ふれる白雪

こんな百人一首が思い浮かぶような朝です。
今日は、きらめくような雪景色が見られそうです。

寒くなると、タイル貼りで底冷えのする
台所にますます入りたくなくなるのですが、
昨日は久々に、やる気が湧いて、
いつか作ってみようかなぁと思って買っていた
「修道院のお菓子」という
スペイン料理の丸山久美さん
(「週末はパエリャ名人」もいいですよ)の本から、
りんごのケーキ Tarta de manzanaにチャレンジ。

なんと18センチのケーキ型に1キロのりんご、
卵は1個だけ・・・

レシピでは冷めてから、この上にあんずジャムを塗ります。

修道院のお菓子とありますが、
スペイン北部のりんごの産地で生まれ、
今はスペイン全土で、ふだんのデザートとして
親しまれているそうです。

お味は、りんごのクラフティぽいかな。
タルトタタンよりラクちん、あっさり風。
おやつにはいいと思います。
バターを使いますが、
私は家庭と健康の事情で、バターを減らして
グレープシードオイルを加えました。
小麦粉をアーモンドプードルにすることもありかなぁ。
うん、これはまだまだ楽しめそう。

そして、ケーキを焼いている間に、
みかんジャムづくり。
無農薬の、酸味も甘みも濃い
川野さんのみかんだからこそできる12月のジャム。

みかんは皮の部分にこそ栄養がありますし、
焼きみかんでも言われていますが、
火を通すことで、いろいろな効果が上がるそうですよ。
皮はストーブなどで乾かして陳皮したり、
お風呂に浮かべたり、洗剤代わりに使ったりと捨てられない。

まぁなにより、私はこのみかんジャムおいしいから好きです。
たった30%の砂糖でも甘くできますよ。