上田 塩田平へ その1

夜中、菅平の気温はマイナス1.9度にまで
下がったようです。
朝6時我が家の玄関の温度計は5度。
ヒンヤリという表現でいいのかどうか・・・
今日も濃い青空の1日になるのでしょうか。

昨日の朝、小屋に取り付けるための
お古の太陽光パネルをいただきに、
霧の峰の原から上田に出かけました。
さすが、ため池いっぱいの塩田平。
快晴でした。
麦秋ですねぇ。

自然農で農業もしておられるこのお宅、
なんでも掘り出せば出てきそうな・・・

田んぼは、お布団農法だとか。
ダッシュ村にも出てたのかしら。

パネルを積み込んだ後、
自然農をしている友人の家が、
すぐ近所だと気づき電話をしたら
「電話だけなの。来てくださいよ」と
声をかけてもらったので、
今は大工よりも農業に興味津々な親方と
一緒に彼女の畑へ行きました。

朝出かけるときに、なんとなく長靴で出てきましたが、
私が行くところは、世界中、なぜか長靴向きのところばかり。

新しく借りた畑に案内してもらいました。
竹林の横を抜けるとこんな畑が現れました。
うーん、素晴らしい!
ただ見ているだけなら、こんなところに住みたいと思う。
なんと彼女、自分で材木も丸太も刻んで、
こんな小屋まで建ててました。
確か大学では土木工学だったはずですが、
訓練学校にも1年、自宅を建てるときに、
大工さんの手伝いもしながら技術を身につけたとか、
なんでもできる人だとは思っていたけれど、
まさかまさかです・・・

生まれたところが同じ神戸だというだけですが、
なんか誇らしい。

震災の後、避難地域の直ぐ側だった
自宅から家族で上田に引っ越してきて3年目。
まだ40代で、3児の母でもあります。
彼女に会うたび、背筋が伸びます。

この写真の正面奥、雲のかかった山が四阿山と根子岳です。

このおからも堆肥に加えているそうです。
いやぁ、とにかくパワフルです。
そして、知恵者です。
毎年1,2回しか会っていないけど、
彼女に会うと、甘っちょろい自分に活を入れられる気がします。
特別な人なんだろうなぁ。彼女。

皆さん、もちろん観光旅行もたのしいですが、
こんな人に出会う旅、いかが。