山梨 乙女高原訪問1

昨日、早朝に峰の原を出発し、
途中、須坂、松本で友人たちと合流し、
山梨市の乙女高原の見学に行ってきました。

今朝のNHK「さわやか自然百景」でも紹介されます。
間に合う方は、ぜひ、ご覧ください。

似てるようで、どこか信州とは違います。
日ざしの色かなぁ。

さすが、山の斜面はブドウ畑外面に広がっています。

乙女高原では、乙女高原ファンクラブ代表の
植原さんがご案内くださいました。

標高1,700メートルの乙女高原。
ここは1951年に開設された
山梨県の競技スキー専門ゲレンデだったそうですが、
2000年に閉鎖されました。
リフトはTバーリフト一基のみだったそうです。

この草原の自然条件が峰の原に似ているのではないかと思い、
峰の原の草原保全活動のヒントはないかと、
お話を伺いにいきました。

ここの森が山梨県の持ち物であるということは、
峰の原とは少し条件が違いますが・・・

植原さんは、この場所で自然観察会や
いろいろなイベント、活動を続けておられます。
11月23日の草原の草刈りには、
毎年200人ほどの方がボランティで参加なさるそうです。
それは、心強い!

このカードは、ここでガイドをする時に使うそうですが、
そのガイドのしかたは、さすがだなぁと思うことばかり。

ここも今年はキノコが早いそうです。
乙女高原では、通称タコヤキノコと呼ばれてるキノコ。
紅ショウガものってる!

あの雲の向こうに、富士山が見えるはずですが・・・
関東富士見百景に選ばれています。


明治時代にここは御料局(天皇家)の所有となった時のもの。
その後、地元の人達が自由に出入りできないことに不満を持ち、
勝手に伐採をしたり、製糸業のための燃料に木を切りだし、
山の木がほとんどなくなり・・・

下流で大洪水が起きたというお話だったはずですが、
すでに記憶が怪しい・・・
今回の災害のこともですが、
山に降った雨は必ず下流に流れます。
地形を見ること、流域を考えること、
古い地名を知ること、
災害は、自然を知れば、
起こるべくして起こるのだということなのですね。