ある精肉店のはなし

こんなにお天気のいい日に、
映画館に行くのはどうかと思いながら出かけました。
あるペンションばーさんのはなしみたいな
1日になっちゃったかな・・・

長野にこんな懐かしい佇まいの映画館があります。
ここで私のイチオシのドキュメンタリー
「ある精肉店のはなし」絶賛上映中!
好評につき、上映日が延長されました。

同じ監督の「祝の島」(はうりのしま)
を見ていたので、
期待はしていたのですが、
重い映画で2時間も耐えきれるかと
内心ちょっと不安で出かけたんですが、
まったく心配いりませんでした。
爽やかというのではないのですが、
作り物、偽物のない潔い清さと
地面の下に根っこを張って生きてる人間の強さとか、
それでいて、気負いもない軽やかさを感じ、
見終わった時に気持ちが軽くなりました。

40歳くらいの女性監督ですが、
彼女にドキュメンタリー映画をとるように勧めた、
写真家の本橋成一さんは、
彼女の人間に対する暖かな視線に
気づいたからなんだろうなぁ。
いいなぁ、こんな若い人がいるってことは、希望だね。

部落問題もある内容の映画ですが、
学校や地域学習で、
義理で見せられる映画とはまるで違います。
こういう映画を見てもらえば、
同和教育だってもっと受けいれられるだろうに・・・

映画やコンサートの後、
なんとなく、ひとりで余韻を楽しみたくなります。
そこで友人のブックカフェを思い出し、立ち寄ってみました。

ランチはないけど、アップルパイと美味しいコーヒーで、
ゆっくり夢から覚めました。

久しぶりに須坂に降りたら、
あちこち花盛り。
ちょうど、手すりに重なって見えにくいのですが、
川にはこいのぼりも泳いでいました。
右端上の山は、根子岳。

仁礼の桜並木は5分咲きかな。
この週末は満開でしょうね。

昨日は、思わずこんなことがしたくなるような、
真っ赤な夕日でした。

ああ、惚れ惚れ・・・

そして、疲れ果てたバーサンは、
ぼんやり録画していたテレビを見てました。

さ、今日は昨日下界で買ってきたビオラの苗を、
6番通りに入り口に植えてみよう。