富の再分配

週末なのに、いまだ頭がカルチャーです。
また、なんか理屈っぽいブログで、
私の備忘録みたいなもので、すみません。

この間の、地域エコノミストの藻谷浩介さんが講演の中で、
景気、消費と株価のお話をなさった時に、
不景気で株価が安かったといっても、
20年前の私たちの暮らしより
今の生活水準が下がりましたかと問いかけられました。
たしかに、トイレはありとあらゆるところで温かいし温水でるし、
家は高気密高断熱、コンピューター、車は増えるは、
タブレット端末はあるわ・・・
(藻谷さんはデータも見ずに雰囲気で景気不景気を
判断するなと仰りたかったんだと思いますが)
なのですが、なんか引っ掛かりを感じていたんです。

そのモヤモヤが、
今日この記事で少し薄れた気がしました。


先日の講演で思想家の内田樹さんは、
国際的な貧困撲滅活動をしているNGOオックスファムが、今週、
85人の最富裕者と35億のもっとも貧しい人々の総資産額が同じ」
ということを発表したことを例に挙げられましたが、
一極に集中した、この激烈な格差を分配しないと、
いくら私達の生活水準が下がってないだろうと言われても、
平日の昼間に講演聞きに来てる人には見えないところを
解決しないとと思ってしまいました・・・