頭でっかち

台所のラジオから流れるベルディの椿姫の乾杯の歌に、
単純な私の気持ちはなんとなくハイテンション。
本当につくづくわかりやすい人間だと思います。

今週は日曜日から立て続けに講演会を3回聞きに行く予定です。
明日は上田の長野大学で内田樹さんです。
今でも忘れられない若いころの母からの一言に
「評論家にだけはならないように」という言葉があります。
頭でっかちにならないようにと思うのですが、
集中力のない私は頭でっかちにすらなれません。

最近、ペンションの仕事で気をつけなくちゃと
指摘を受けること多し。
食器の洗い方が雑。
予約の確認が不十分。
ゴミやホコリ、髪の毛など細かい物に気が付かない。
鍋の蓋、オーブンの蓋を開けすぎる。
会計の計算間違い(これは前からですが)。
あーあ、如何に落ち着きなく、
そそっかしく、雑な性格かわかりますね。

除雪車が、あのすごい爪で除雪をして通り過ぎると、
こんなふうに段差ができてしまいます。
そこを、手作業でコツコツと削るのも私の仕事。

昨日はこの方でした。
なんとまだ49歳なんですね。
そりゃあ、エネルギッシュだ、元気で当然だ!
ああ、面白かった、くすくす笑ってあっという間の2時間でした。
そして、会場を出た途端、何だったけと思う私のスカスカ頭。
メモったものから、もう一度思い出そうとしますが…

私、自分は団塊世代とは違うと思っていたんですが、
藻谷さんの分類ですと、昭和20年代生まれは団塊だそうです。
ほかの世代から見れば、同じに見えるんだろうなぁと思いつつも、
どこかで「あの人達といっしょにしないでほしい」と願う
心の狭いバーサンです。
だって、いつもあの派手な人達の影に隠れてきたんだよ、
あの人たちが大学生でガンガンやってた頃にさぁ。
ま、おかげで便乗して楽しませてもらったけどね。


講演会を楽しんだあと、
ちょうどご到着のお客様を須坂駅でお出迎え。
ああ、どこにでもある地方都市の駅前。
これでも夕方で人通り多い時間です。
だからどうなのですが、藻谷さんがおっしゃるには
(藻谷さんでなくてもわかるんだけど)、
少子高齢化時代には、歩いていける範囲の施設の充実、
公共交通の確保は重要な課題です。

そしてお客様のご希望で、
昨日の夕食は、須坂のオーガニックカフェのaiさんでした。
車麩のフライは、カキフライのようです。
お豆の入ったおからのサラダとお出汁の聞いたお味噌汁。
ごちそうさまでした。