ヒトリスズカに

寒くなってきました。
一人で家にいると、どうしても節約モードというか、
代謝の少ない暮らしというか、
年寄り臭いというか年寄りらしいというか…
まぁ、一人でいるときくらい静かにしろと言われたら、
そりゃ、ごもっともですが。

1日中、部屋から動かず、
こたつの前にいると「こりゃぁ、いかん」と、
さすがの私も気がとがめてきます。
新聞を届けるという口実を見つけ、
散歩に行くことにしました。
根子岳登山道に行くまでの横見沢の山側にある
大きなミズナラの木。
大きな木というのは、
昔から神が宿ると思われてきたようですが、
何かを語りかけているような気持ちになります。

遊歩道の冬のお客さんは、誰かしら。

友人から「とにかく、やってみて。
本当にすごいのよ。油も使わないし、
調味料も少なくていいし柔らかく出来上がるし、
シャトルシェフなら火もほとんど使わないわよ」と、
こんな本をもらいました。
ポリ袋に材料を入れ真空にしてお湯で茹でる料理法。
友人はどこかに出かけるときも、
シャトルシェフにお湯を入れて、
このポリ袋に入れた材料をぽちゃんと浸けて、
持って行くそうです。
そうすると、火も使わずに、
到着した頃には、あったかいお料理が出来上がってるとか。
夕べ、この方法で「サバの味噌煮」にチャレンジしました。
ところが、取り出す時にサバの背びれで穴を開けたようで、
お鍋に移し替えました、残念。
でもですね、お魚はちゃんと型くずれせずに味がしみてました。
これは、一人暮らしや忙しい人には良いかも。
味は短時間でも煮くずれず、しっかりしみ込みます。
おもしろい!

山ごもり状態で、野菜不足だと思っていたら、
無農薬有機栽培の農家から野菜ボックスが届きました。
マイ農家クラブといい、
何軒かの農家で野菜を持ち寄って出荷しています。
(冬は野菜が減るので回数が減ります)
白菜、コカブ、ホウレンソウ、ニンジン、ジャガイモ、ネギ、大根、
いいね、いいね。
これはまた、いつもの蒸し野菜にしよう。

こんな、いろんなものが凍りつくような寒い山の上ですが、
38回目の冬を迎える私にとっては、
どんなに寒くても心あたたまる場所です。