不本意だけどさ

朝から、暦の上ではディセンバー♪
などと口ずさんでおります。
2011年、今年、私は何をしたかなぁ。
皆さんの今年のハイライトは何でしたか?

いつまで置いておくのだろうと、
内心思っていたのですが、
1週間あまりが過ぎた頃、
「ねぇ、このお地蔵様かたづけて」とお願いして、
やっとどこかに片付けてもらいました。
まぁ、ペンションは仕事場だけど自宅でもありますし、
オフだからしかたないし、
お互い、いちいち同居人たちのやることを気にすると、
いっしょになんか住んでいられません。
家族もですが、自分以外の人と一緒に住むってお互い様。
いろんな思いが交錯しますが、
それでも、一緒にいるって、
なにかのご縁があるってことで。

うちにあるもの全部が
私の好みなんてことはありません。
いつかは私の好きなモノばかりに
囲まれて暮らしたいと思う反面、
負け惜しみかもしれないのですが、
それで幸せな気持ちになれるのかと思ってみたり…

このカラーボックスの安っぽい棚は、
引っ越してきて数年後にホームセンターで
現実的な両親が買ってきたもので、
いつかもっといいものにと思いつつ、
これは熱帯材合板でできていて、
安くするために買い叩き、
下手すりゃ不法伐採された熱帯の天然木から
作られたものかもしれないし、
使えるのに捨てるなんて、
そういうことを知ってしまった私にはできないよぉ。
でも、そうすると、なんかイマイチだと思いながら、
この不本意な棚を毎日眺めることになる…

昨日の午後、可愛い友達が訪ねてきてくれて、
「ねぇ、いっしょに遊ぼ」と、
雪遊びに誘ってくれました。
ありがとね、こんなおばあさんも誘ってくれて。
小学生の頃から、母親の友達が子連れで遊びに来るたびに、
「カズミは、こどもが好きだから」などと言われ、
なんだかその気にさせられて、
その当時20代、30代のお母さんたちが
おしゃべりしている間中、
私が小さな子どもの子守役でした。
でも、20代で、いざ自分にこどもができたら、
「私って、子ども好きなわけじゃないんだ」と実感しました。
それから40年近くが過ぎ、子どもはいなくなり、
やっと、冷静な気持ちで、
子どものありがたさが、わかるようになりました。

長く生きてりゃ、いろんな思いがあるもんだ。