お出かけ土曜日、パートⅡ

2回に分けてと予告しましたが、
到底無理でしたので、あと2回くらい続きます。

巡りあいというか、ご縁というのは、
いくら望んでもかなわないけど、
ある時、ふと叶うというか、
なんとなくそういう時が来る気がします。
上田の信濃国分寺の近く、黒坪というところに、
尾澤木彫美術館があります。
いつか行ってみようと思いながら
20年以上が経ちました。
何故か、この日、
国道を走りながらチラッと見えた時に
「そうだ、帰りに寄ってみよう」と思いました。
車を停めると、偶然ご主人らしき方が、
外に出てこられたので
「美術館見せていただけますか」と尋ねると、
えっという感じで驚かれたので
「ご迷惑ならいいんですが」と言うと
「いや、そんなことはないけど、見たくないなら
見なくていいですよ」と、ちょいクセのあるお返事だったので
「いいえ、お邪魔じゃなければ、見たいです」
とお願いして見せていただきました。
そこから圧巻でした!

敷地の中には立派な建物が3棟あり、
美術館はこちらです。
新潟の豪雪地帯の建物を移築し
「和風と洋風の調和」をテーマに、
ご主人と数人の大工さんで、建てられました。

豪雪地帯の建物は、柱も梁もとにかく太くて頑丈。
この柱は、八寸とおっしゃったっけか…
いやぁ、全てがすごすぎて、
全部ケヤキのはず…
すみません、必死で聞き取ってましたが、
おしゃべりな私ですら口を挟めない状態で、
とても全て覚えきれなかったんです。
この後の私の説明は、
記憶が曖昧ですから信用しないでくださいね。


これは、お父様(尾澤千春氏)が描かれた山野草の天井の絵。
お父様は、信濃国分寺の天井絵を頼まれて描かれたとか…

尾澤千春さんの人形

ご主人は木彫もなさいますが、
彫刻家が本業?のはず。
美術大学では彫刻を学ばれたはず。


たのしそうに、溢れる情熱を持って、
この建物の話、教育の話などをしてくださいました。
1階は主に建物、2階は木彫人形、3階が木彫作品展示です。



私は、溜息をつくだけ…


尾澤さんは、この安来節の人形がお気に入りだとか。

こちらはお父様のお弟子さんだった方で、
白馬にお住まいで宿と木彫をやっておられる
松澤登美男さんの作品だとか。

二階の壁を抜いたところからの1階の眺め。
思わず「暖房が大変ですよね」とけち臭いことを言うと
「どうせ、冬にはお客さんこないし」と。

階段の下にも展示ケースがあります。

ピンぼけですが、スイスの人形。

こちらはイタリア。
同じ演奏する人形でも、ずいぶん表情が違います。

はて、どうして人間は人形を作るんだろう…

我が家以外でこの玩具を見たのは初めて。
ロシアのものです。
うちのより頑丈そう。

この精密な彫りのフクロウはフックがついていて、
何かを引っ掛けると羽が動きます。

こちらは、イソップ童話のお話からかな。
木のボタンを押すと鶴が水を飲みます。

ふー、まだ写真は半分です。
この続きはまた明日。