緋の滝、晩秋。

おはようございます。今日は写真が多くなりました。

急にまた緋の滝遊歩道が気になりだされたグッチ教授。
皆忙しいやら高齢化で、
やっぱり、暇でまだ体力あるのは私くらいかと、
「またか…」と自分でも呆れながらも、
ついお手伝いに出かけてしまいました。
峰の原が美しく保てるのはこういう
地道な作業のおかげだとわかっていても、
なかなかできないんですよねぇ。


唐松林はすでに葉が半分以上落ちてました。
 この葉っぱ、肥料にしようとしてもなかなか腐りません。


私が到着すると、グッチ教授は、
「この階段は、こうやってこうして…」
と、階段再建計画について熱心にご説明くださいました。

この時期は、葉っぱがおちて、滝もよく見えます。

フサザクラという木が倒れて、
階段が崩れたそうです。
滝近くは岩盤で、掘り返すのも大変。
http://elekitel.jp/elekitel/nature/2012/nt_118_fszr.htm
ここの記述の最後の方に
撹乱されがちな場所を生育地に選んだフサザクラは、
損傷することを前提として生きているといえる。
したがって、崩壊のない安定した場所では
他の樹種との競争に負けて個体群を維持できない」とありました。
生きるって、面白すぎる!


教授の説明は、延々と続きそうだったので、
「で、私は何をしますか?
丸太運べばいいんですね、はい」と、
申し訳にわけないけど、話を遮って、
山の中腹から丸太を両肩に担いで4往復して運びました。
運び終わって帰ろうとすると、
「あの、すごく怖い作業あります。
二股の沢に丸太が3本ありますから…」と。
私だって、無理は禁物と手伝いたい気持ちをこらえて、
丁重にお断りして霧雨の中戻ってきました。

息を切らせながらの丸太運びですが、
こんなものが、癒してくれます。

林の向こうの、はしご山の唐松がきれい!


赤い実が多い中で、サワフタギの青い実が目を引きます。


「差し上げます」とは書いてないけど、
「持ち帰り禁止」とも書いてないからか
(後ろの紙には書いてあるらしいけど誰も読みませんよね)、
1000円ほどするクマ鈴は毎年
いくつ補充してもなくなるとぼやく教授。


コロボックルもそろそろ冬眠かしらね。

本物は、この写真よりもっと黄色が
鮮やかな感じだったんですが、
きいろいきのこというとタモギタケしか
思いつかないキノコ知らずな私です。

さて、今日もお手伝いに行くべきか…
お手伝いって、自分の住んでる地域に事なのに、
何かどうも他所事姿勢。
これじゃなかなか地域は
良くならないとわかっているが…
求む、奇特な助っ人!