小布施,須坂 小さな旅

昨日は、戻り梅雨のような1日でした。
今日は、また日がさしてきました。

そして、ブログは、昨日の続きで、
小布施、須坂、小さな旅。
暑い時期は、用事がない限り下界におりないぞと決めている私。
兵庫から来ている友人の案内という口実で、
私も地元観光を楽しみました。

ここは新しくできた「えんとつ」というカフェ。

ここの設計をなさった中村好文さんとは、
ずっと前に友人の紹介でお目にかかって、
サイン本をいただいて帰って来たことがありました。
あの頃、中村さんにハックルベリーの改築を
頼んでみようかと思ってた…


お休みだったけど、ガラス窓から中をのぞいたり、
この左側の古い立派なお宅も覗いたり。
歳のせいかと思いますが、新しい建物より、
古い建物、落ち着いた日本の庭に癒されます。
右端に煙突、わかるかな?
うふふ、こんな素敵なところと我が家と同じものがあります。
この椅子とテーブルだけだけど…

小布施のカフェはお休みだったので須坂へ…
ちょうどゲストハウスのカフェが営業日だったので行ってみると、
「いつもはガラガラなんですけど、
今日はどういうわけかいっぱいで。
カレーだったら、ありますけど」と、
ご主人が申し訳なさそうに誘い入れてくださいました。

ゲストハウスKURA

カフェ

ここの主もちょっと知り合いだったので、
ゲストハウスの中も見せていただきました。
公共交通のある町中でゲストハウスはいいかもしれないけど、
峰の原でゲストハウスはどうなのか…
B&Bがいいのか、貸部屋、貸別荘的な感じにするか、
もう10年以上、これからの我が家のあり方について考え、
機会があるたび、
いろんな宿泊施設を見せてもらってます。
理想は、フランスのエコロジットなんだけど…

ここのご家族のセンスのの良さだと思うんですが、
雰囲気あるなぁ、って思う。

懐かしい買い物かごやヤカンも。


上手に昔のよさを活かしてますよね。
外国人や今どきの人には、
こういうのが魅力的に見えるだろうな。
雑誌の撮影に使えそう。

ここが女性のお部屋。

こちらが個室。
ペンションの部屋より広いなぁ。

この下駄箱は、ネットオークションで買われたそうです。
ネットオークションという新しいツールで、
古いものを買うのね。
若い人たちの中に、
古いものを大切にしたい気持ちが芽生えるのは、
私としては嬉しいことです。

いつだったか日経のWebに、
コラムニストの小田嶋さんがこんなこと書いてらっしゃった。
***
古い建物は、古い基準で評価しなければならない。
 というよりも、ある程度以上時代のついたものは、古いというだけですでに価値を持っているというふうに考えなければならない。
 つまり、特別扱いが必要なのだ。
 大阪城を壊して更地にするには、半月もあれば事足りるだろう。
 が、同じ場所に同じ大阪城を建てることは二度とできない。
 現代建築の粋を結集すれば、もちろん、破壊前の大阪城と似た建物を再現することは不可能ではない。
 が、「現代建築の粋を集めて再現した破壊前の大阪城によく似た建造物」は、破壊前の大阪城の半分の価値すら持っていない。なぜなら、それはどんなによくできていても、ニセモノだからだ。


ここにも立派な神棚が。


入り口にも、落ち着いた色合いの
鉢が並んでました。

あまりに辛いカレーで、
時間が経っても口の中が、ヒーヒー。
帰りに、仙仁温泉の喫茶室で
お菓子とお茶をいただきました。

感想*どこも掃除がゆきとどいていて、
その上、笑顔の接客でした。
見習わなくちゃねぇ…

皆さんも、こんな小さな旅、いかが?